02 戀
詞:一志 曲:Kagrra,
細い畦道真綿を踏みゆけば 変わらぬ景色が吐息に臼暈けて
燻る煙が誘うあの場所に 佇む愛しい微笑み
あの日々の記憶そのままに 留まるこの胸に
隙間風吹く夜はあの笑顔浮き沈む
触れそうな指先もどかしく 悟られない様に
赤らめた横顔ふいに背けてみせた
淡いせせらぎ奏でる瀬の畔 しゃがんで見つけた四枚の白詰草
瞳合わせて交わした指切りに 貴方が零した泪一粒
過ぎ去りし季節手繰り寄せ 貴女に伝えたい
言葉にしてしまえば消えそうなこの想い
あの日々の記憶そのままに 留まるこの胸に
隙間風吹く夜はあの笑顔浮き沈む
さよならさえも告げぬままに 霧に霞む姿は
今も尚心に溢れあの時のまま 今も...今も...
03 華
詞:一志 曲:Kagrra,
散り逝く時の中で再び会えたなら
貴方の腕の中でもう一度眠りたい
枯れ葉の搖らめく小径を踏み行く 幼い心は鎖されて
悴む諸手を結わえた魔性は この世の運命と嘲る
散り逝く時の中で再び会えたなら
貴方の腕の中でもう一度眠りたい
華やぐ衣はこの身を締め付け 吹き込む視線に怯えては
生まれた事さえ激しく憎んだ 微笑む貴方に出会うまで
散り逝く時の中で再び会えたなら
貴方の腕の中でもう一度眠りたい
一時の夢幻と知りつつも惹かれたの
その手にその瞳にその暖かな言の葉に
季節が過ぎ去り 景色は変われど 私の想いは心は
散り逝く時の中で再び会えたなら
貴方の腕の中でもう一度眠りたい
廻り廻る命ならば小高い丘の上
綺麗な華を讚え貴方を包みたい